加古川市I様邸 2017年入居
大きな吹き抜け、贅沢に使われた楢無垢材 全てにおいて上質な和モダンの邸宅
素材や建具など細かいところまでこだわり抜いたI様邸。
30帖はあるという広々としたリビングダイニングには、大きな吹き抜けから明るい陽射しが差し込みます。
■一戸建てを検討しているときに…
もとはマンションに住まわれていたI様。
一戸建てへの住み替えを検討し、東向きで条件のいい土地をと探されていたそうなのですが、なかなかこれという物件が見当たらなかったとか。
そんなある日、奥様が散歩させていた愛犬がいつもは通らない道を入っていき、偶然に東向きの分譲地を見つけられました。
「お向かいが工事中のときでしたので、現場の方にここはどちらの土地ですかと聞いて、すぐに昭和住宅さんの展示場へ声をかけさせてもらいました」と奥様。ご主人様は空調・断熱工事の会社を経営され、昭和住宅のマンション工事にも携わっておられるそうで、「色々なハウスメーカーさんとお付き合いがありますが、地元の会社で、スタッフも心やすく、何よりもこちらの要望をきちんと聞いてもらえると思ったので」と、ご契約へ。
当初は1区画分の予定で打ち合わせを始められたのですが、しばらくしてお子様ができたことがわかったそうで、隣の宅地も併せてご購入。お子様のことも考えて、広々とした住まいに変更されたのだそうです。
■フローリングや建具は楢無垢材を贅沢に
天然石のタイルが敷かれたポーチを上がり、玄関へ。存在感のあるドアは楢無垢材の一枚板だそうで、「玄関ドアと和室の建具は富山県の建具メーカーでつくってもらいました。特に和室建具の縦桟は天井から床まで一本で通してあるんですよ。楢の強度や無垢材ならではの歪みもきちんと計算されています。これだけ大きなサイズでこの建具がつくれるのはここだけじゃないですか」とのこと。
玄関ホールからリビングへの入り口の引き戸も、特別に設えられた大きなサイズのもの。「このタイプの引き戸では、これ以上大きなサイズはできないそうですよ」とおっしゃられる通りの存在感で、ご家族、ゲストを広々としたリビングへと迎え入れてくれます。
■断熱のプロならではのこだわりと心配り
和室が床面よりも一段高くしてありますが、これは「デザイン的な面もありますが、空間を作ることでの断熱効果も考えてのこと。和室は直接横になったり座ったりしますから」とか。まだ小さなお子様のお昼寝はこちらの和室を使っておられるそうで、奥様のご希望で縁側も設けられました。
また、トイレや洗面所、お風呂もゆったりとした広さを確保。リビングを広くしてあるので、水廻りもそれに合わせて広めにされたとのことで、床に貼られた亀甲模様の磁器タイルは、サンプルを取り寄せて保温性能なども確認した上で採用。細かいところまで徹底的にこだわられたようです。
また、空調は業務用の空調機を採用されているそうで、「自分で設計、計算して取り付けました。大きな吹き抜けがありますが、家全体の空調はほぼこれだけで大丈夫。足元用にと思って補助用のエアコンも付けてありますが、冬場もつけなかった」とのこと。洗面所やダイニング、2階の居室、ウォークインクロゼットなどは、家事動線や空調効果も考えて一方通行ではなく回遊式に。広々とした住まい全体が大きな一つの空間になっています。
奥様は、「打ち合わせはほとんど主人任せ。私は雑誌とかを見て、こんな感じがいいかなって思ったのをちょっと伝えたり、どっちがいい?って聞かれたときにこっちが好きって答えたくらい。でも、使い勝手も良くてとても満足」とのことです。