姫路市T様邸 2017年入居
大人が集まりたくなる、粋でスタイリッシュな邸宅
ダークな色調で外観や内装を統一し、落ち着いた雰囲気に。子ども中心になりすぎない設計で、友人たちも羨む自慢のお家になりました。
■賃貸に住み続けるのはもったいない
祭りが盛んな地域にお住まいのT様ご一家。ご夫妻ともに地元のご出身で、ご実家に近い土地を探されていました。
「結婚してしばらくは賃貸のハイツに住んでいましたが、毎月6万円ほど払い続けるのがもったいないと思って、家の購入を検討し始めました。するとすぐに昭和住宅の後藤さんがこの場所を見つけてきてくれたんです」とご主人様。
それからはトントン拍子で話が進んで、土地を探し始めてから約半年でT様邸は完成しました。
便利なシューズインクロゼットやウォークインクロゼットをプラスした4LDKの住まいは、1歳のお子様とご夫婦の3人家族では広すぎるくらいです。お子様が走ったりしても周囲に気をつかわなくてもよく、賃貸の時より駅も近くなって、いいこと尽くめだそうです。
■自分ひとりの空間を確保できるキッチンに
設計段階で奥様が希望されたのは、1階の家事動線がよくなるよう回遊式(行き止まらずに玄関、キッチン、お風呂などの各所を回れるようにした設計)にすることと、LDKをL字型にすることでした。
「テレビで住宅系の番組を観るのが好きで、家を建てるなら回遊式にしたいなと思っていました。実際に住んでみて良かったのは、お風呂に入っていてもリビングにいる家族の気配が感じられて安心できることです」とおっしゃる奥様ですが、その反面、LDKをL字型にするのは「ひとりの空間を確保したいから」だったそうです。
「対面式キッチンで長方形のLDKの場合、キッチンからすべてが見渡せて幼い子どもがいても安心なのですが、子どもはすぐに成長しますし、毎日の暮らしの中で私もひとりになりたい時があります。
L字型にすることで死角のようなスペースが生まれ、キッチンが落ち着く場所になりました」と、家族と一緒にいてもちょっとひとりになれる、快適な空間づくりに成功されました。
■男性陣をもてなす和室は特別仕様で
ご主人様のこだわりは1階にある和室。祭りの時にまわし姿の男性陣が集まってもくつろげるよう、リビング続きではなく独立した個室になっています。祭りの雰囲気にふさわしく、豪華で粋な内装に仕上げました。
天井の中央部分を周囲より一段高くした「折り上げ天井」に間接照明を入れ、床は琉球畳の周囲をフローリングにしてモダンな雰囲気に。床の間は硬質の素材を使用して、全体的に黒やグレーといったダークな色調を採用しました。また、タバコを吸えるように換気扇がついているので、普段はご主人様がくつろがれる部屋になっているそうです。
2階にある子ども部屋だけはフローリングが明るめの色になっていますが、その他の部屋や廊下はダークブラウンを基調にし、外観も黒に近いグレーを主体に、木目をアクセントに使った直線的でスタイリッシュなデザイン。大人のかっこよさを追求した「男前な家」ができました。