加古川市O様邸 2017年入居
■ひときわ目立つ、モノトーンの平屋建て
かわいらしい家が建ち並ぶ住宅街の一角で、垢抜けたモダンさが魅力のO様邸。
80坪を超える広い敷地にゆったりと建てられた、新築では珍しい平屋建てのお家です。
そもそもここは、2区画分の分譲地でした。「住宅展示場のモデルハウスをいくつか見て回ったら、どこも広くて。すごく影響を受けました」とおっしゃるご主人様。広い家を実現するには、1区画では足りないと判断されたそうです。
土地面積に余裕が出たので、「それなら平屋建てのほうがいいんじゃないか」とご夫婦の意見が一致。まだ幼いお子様がいらっしゃるので、階段から落ちる心配などもせずに済み、一石二鳥でした。
真っ白な壁に平らな瓦を使用した屋根、軒が大きくとられたその外観は、シンプルなのにとても個性的。平屋建て特有の安定感もあって、威風堂々とした佇まいです。
■インスタグラムで徹底的に研究
玄関を入ると、まず天井の高さに目を奪われます。平屋建てのメリットを生かし、天井高は通常より高い270cm。シューズインクロゼットを併設した玄関ホールも圧巻の開放感です。
25帖を超えるLDKは床、壁、天井のすべてがホワイトで統一され、大理石風のフロアタイルが輝いています。
テレビ台の奥の壁は白くキラキラと輝く天然石を切り出して施工したもの。もともと広いリビングが、天井高とオールホワイトの効果でさらに広く感じられ、ゴージャスな雰囲気になりました。
また、リビングの壁面上部に張り巡らせた間接照明は、距離が長いため、均一な明るさにすることがとても難しく、職人技の見せどころでした。
「インスタグラムでたくさんのお宅の画像を見て研究していくうちに、どんな内装にしたいのかが明確になっていきました。気に入った画像は営業の伊藤さんにどんどん送って、似たものを探して提案してもらいました。天然石の壁や間接照明も、そうやって決定したものです」と奥様が教えてくださいました。
探すのに時間がかかった素材などもありましたが、画像を送ってもらうことでイメージがはっきりわかるので、営業担当も施工する職人たちも迷いなく進めることができたそうです。
■必要なものを吟味し、暮らしをデザイン
LDKの横にはお子様のおむつ換えにも便利な3帖程度の和室があり、その他はウォークインクロゼットのある主寝室と子ども部屋が2部屋、水まわり、そして収納部屋があります。
収納部屋の天井から階段を下ろすと、さらに屋根裏収納へ上がれるようになっていて、収納力は抜群。
また、ご夫婦ともに大の虫嫌いとあって、草木を植える庭は必要なかったため、中庭にテラスをつくりました。「夏になったらプールを出して、子どもに水遊びさせようかなと思っています」と奥様。テラスの大部分に屋根がかかっているので、日焼け対策もバッチリです。
自分たちの暮らしに必要なものと不要なものを取捨選択することで、すっきりとした美しい暮らしをデザインしたO様ご夫妻。お手本にしたい家づくりですね。