加古川市K様邸 2022年入居
家族の気配をすぐ近くに感じながら生活できる平屋は子育てファミリーにぴったりでした
■広い敷地を活用して平屋に
新居はご主人様のお爺様が住んでいらっしゃった家屋のある敷地を、半分譲っていただいた土地に建てました。その充分すぎるほど広い敷地を活かして建てたのは平屋の家。
かつて平屋はシニア世代を中心とした住宅が多かったですが、最近は子育て世代をはじめ幅広い世代にも支持されている大注目の住宅です。
ご夫婦も「ずっと住み続けることを考えれば老後に上下移動のない平屋は魅力でしたし、バリアフリーにもしたかった」と先を見据えての決断でした。
■ダブルの回遊動線で自由自在
ご主人様のいとこが昭和住宅の建築士というご縁で施工された平屋の家は、じつにゆとりのある生活動線が保たれた、回遊性のある間取りに仕上がっています。
キッチン奥はパントリー、ランドリールーム、バスルームへと一直線。家事動線が短く、毎日の洗濯も効率的に。
乾いた服はすぐ隣のファミリークロゼットに収納できます。
LDK↔パントリー↔ランドリールーム↔洗面コーナー↔LDKの家事動線のほかに、
もうひとつLDK↔和室↔洗面コーナー↔ファミリークロゼット↔主寝室→廊下↔LDKというダブルの回遊動線があります。LDKに2ヶ所からアクセスできるので自然と家族が集まります。
回遊できる位置にある主寝室もドアを閉めれば静かなプライベートルームに。
各部屋を仕切るドアは上吊り引き戸タイプ。
バリアフリーでフラットな床は移動にストレスを感じさせないばかりか、掃除がしやすいというメリットも。
特に育休期間が終わったら職場復帰される予定の奥様にとって、家事のしやすさや効率のよい家事動線は重要なポイントです。
20帖以上ある広々としたLDKは、高さのある勾配天井と190cmのご主人様にあわせて採用したハイドア&ハイサッシが、かなりの開放感を演出します。
その上部空間に設けられた6帖のロフトは将来プロジェクターを据付け、シアタールームにする構想もあるそうです。
■家族の気配を感じる家
いとこの建築士がご夫婦から相談を受けて家づくりで留意したのは、回遊動線のほかに収納と外観でした。
住空間がコンパクトにまとまる平屋は収納が少なくなりがち。そのため至るところに十分な収納スペースを確保しました。
また「立体的な外観にしたい」というご主人様の希望通り、屋根は片流れの掛け違い、正面からは一見2階建てのように観える堂々とした造りです。
縁側のような長くて広いウッドデッキも設えました。
平屋にしたことで家族の気配をすぐ近くに感じ、距離が近くなったとご主人様はおっしゃいます。
のびのびと家中を走り回るお子様の姿を見ることが一番うれしいと、笑顔が絶えないK様ご夫婦です。