姫路市M様邸 2022年入居
大きさ、形も様々な趣味の道具類を 集約するこだわりの小部屋
全てのモノのサイズを測って、ぴったり収納
ミリ単位のオーダーで棚を造作
■住み慣れたエリアで土地探し
これまでマンション暮らしだったM様ファミリーが戸建てのマイホームを意識しだしたのは2年以上前のこと。新婚当初から住み慣れたこのエリアが気に入って、土地探しからスタートさせました。
ようやく見つかったのが最寄り駅から徒歩3分と利便性がよく、大型ショッピングモールも近い新規分譲地です。2人のお子様が通う小学校まで徒歩8分という近さも決め手のひとつになりました。
■木の温かみを感じるインテリアを中心に
「木の温かみを感じる家にしたかったので内装にあわせて家具を選びました」という奥様の言葉通り、1階はトイレと洗面所、和室を除いて銘木の美しさ表現した木目調のフローリング材を全面に張りました。表情豊かな木目模様が浮かぶ材質は、木の風合いをより強く感じさせてくれます。
その床材にあわせてダイニングテーブルやソファ、テレビボードなどの家具、ドアや収納扉といった建具、システムキッチン、天井クロスなど各所に木製(木目)を取り入れました。素材や質感が微妙に違う多彩な木目使いにもかかわらず、ナチュラルな統一感が生まれているのはトーンを合わせているから。奥様のセンスの良さが伺えます。
存在感のあるテーブルは楠の一枚板。長さ180cmのテーブルは家族4人でゆったり、来客時にイスを増やしても余裕の広さです。ガラス製ペンダントライトからもれる柔らかな灯りが食卓を照らします。
お子様のお絵かき場所やパソコンデスクに大活躍の多目的カウンターをダイニング横に設置。
■釣り道具、キャンプ用品を完全収納
玄関の土間収納と3畳の小部屋の2ヶ所、さらに2階の納戸のひとつには、ご主人様の十数年来の趣味である釣り道具と家族で楽しむキャンプ用品が収納されています。
器用なご主人様はお気に入りのリールを見せる収納にしたパンチグボードや作業台を手作り。
釣り専用の冷凍庫のほかにテントやイス、キャンプ用品など泥付きグッズも気にならない土間収納を。
「前の家から趣味の道具がたくさんあって。まとめて収納できる場所が欲しかったんです」と奥様がいうと、ご主人様も頷きながら「道具のサイズを全て測って、それにあう寸法の棚を造ってもらいました。細かい注文が多かったのですが丁寧に対応してもらって嬉しかったですね」。多種多様な道具類がぴたりと納まる棚は見ていても気持ちがよいほどすっきりしています。
釣った魚をさばくためのガーデニングシンクを庭に据付け、そこで下処理してから家族に刺身をふるまいます。
玄関ホールに洗面化粧台を設けることで、帰宅後すぐに手洗いうがいができます。また、土間収納や趣味部屋での釣りやキャンプ用品等の整理をしていてもすぐに手が洗えるのが便利です。
■窓を効果的に配して、採光と通風を確保
各部屋はもちろん、ちょっとしたスペースにも窓を設け、採光と通風を確保しています。全方向から爽やかな風が吹き抜け、とても心地よい室内です。
木目調の対面キッチンは標準よりワイドタイプのシンクを採用し、使い勝手よく工夫しました。
なかでも奥様が喜ばれたのは、洗面所の小窓。キッチンの勝手口と対面にあり、風が通ると室内物干しに吊るした洗濯物があっという間に乾きます。物干しは洗濯機のすぐ上にあって一歩も動かずに干せて便利です。窓は防犯ガラスと面格子を施し、開かないFIX窓や滑り出し窓と組み合わせることで防犯対策を徹底しました。
天井と壁に光が映るオシャレなペンダントライトを設置。
落ち着いた空間になりました。
2階トイレは、少し広めにゆったりとしたスペースに。
洗面化粧台が2階にはないので、手洗いカウンターを設置しその場で手洗いができるようにしています。
■主寝室+子ども部屋の広いお部屋
2階は主寝室と子ども部屋、二つの納戸があります。主寝室は、お子様が幼い今はベッドを使わずに広々とした床にマットレスを敷いて、家族4人で眠っているそうですが、間仕切りして子ども部屋としても使えるようにドアとクロゼットを別に設置しています。
床材は濃茶のブラックチェリーで落ち着いた雰囲気を演出。奥様のアンティークなドレッサーとなじみます。
さらに、子どもが巣立った後はまた広い部屋に戻すことも。ご家族のスタイルに合わせて自在に間取りを変えられるフレキシブルな使い方に注目です。