明石市T様邸 2020年入居
高さと広がりを満喫する家
色違いの木目調クロスで絶妙にコーディネート
■洗練されたモダンな佇まい
美しく整備された大型分譲地の一角に、街の景観になじむT様の邸宅があります。屋根はシャープなラインの片流れ、外壁は白黒ツートーンに一部ブラウンの木目調サイディングをアクセントで入れました。
モダンな印象の中にもウッディな玄関ドアが柔らかさを添え、親しみを感じさせてくれるので、個人宅というよりもおしゃれなショップのよう。「スターバックスみたいでしょう」といって笑うご主人様ですが、何度もプランを練って考え抜いたこだわりの外観です。
■高さを強調するハイドアで統一
玄関ホール右側の壁一面にはエコカラットを施工。
高級感のあるデザイン性にくわえ調湿・脱臭性能にも優れ、玄関に採用するファミリーも多い壁材です。
正面はシューズインクロゼットを設けています。
また、スリット窓から入る自然光が北玄関に明るさをもたらします。
LDKのインテリアは「これだけ木目を多用しているのにすっきりしている」とコーディネーターが絶賛するほど、色違いの木目が絶妙な配色でまとめられています。
ダイニング側の壁にシャビーな白の木目クロスを貼り、収納ドアも同じトーンで。
一段さげたキッチンの天井部分、吊戸棚、造りつけカウンターはダークブラウン調の木目を使い、ペンダントライトや手すりはアイアンの黒で空間を引き締めています。
奥様は「もともと木目の風合いが好きですね。床もオーク材を使っています」と話されます。
20畳のLDKをさらにすっきりと広く見せているのが、標準より60cmも高い2m60cmのハイドアを採用していること。
天井まで届くハイドアを室内や収納ドアはもちろんトイレにも使って高さを強調しました。
「これは設計士の小林さんの提案です。実際やってみて正解でしたね。カーテンボックスも天井に隠して縦型のブラインドを付けました」とご主人様。
天井から床までの縦ラインが統一され、部屋全体がすっきりと見えます。
ダイニング上に設けられた開放的な吹き抜けは目線を上にあげる効果があり、部屋に高さと広がりを感じさせてくれます。
大きなFIX窓からは自然光がたっぷり射し込み、優しく室内を照らします。
リビングの掃きだし窓の外側にはウッドデッキを施工。
天気のよい日はここで、1歳半になる娘様と遊ぶこともあるそうです。
小上がりの和室は娘様の遊び場やお昼寝タイムに活用。
「友人が大勢集まった時は、ここに腰掛けてソファ代わりに使えて便利でした」と奥様。
■部屋や場所をクロスでテーマ分け
奥様が「地中海っぽい柄で飾りたい」とオーダーしたシンク周りには、設計士が鮮やかなモロッカンタイルを提案して施工しました。
キッチンのクロスはカーキ色でフレッシュな印象にまとめられました。
明るい性格の奥様らしく随所にアクセントクロスを用いて個性を演出。上手なクロス使いは2階の各部屋にも活かされ、将来間仕切りして2部屋にできる子ども部屋はティファニーブルーで明るく爽やかに。
主寝室は光沢あるロイヤルブルーで落ち着いた雰囲気に仕上げられました。
また、主寝室にはプロジェクターを設置されたので、投影する壁は映像がきれいに映るよう凹凸のない専用クロスを採用。
主寝室の奥には書斎コーナーを設置。書類をたっぷり収納できる造りつけの棚を造作してもらいました。
ウォークインクロゼットのドアの内側には、洋服のコーディネートがしやすいように鏡を貼るなど、ご夫婦による暮らしやすさを一番に考えた、細やかなアイデアが至る所でキラリと光るT様邸です。