加古川市G様邸 2019年入居
友人や子どもたちがたくさん集まる 広い空間で遊べる家
知り尽くした土地だから、採光も、風の流れも計算できる
■慣れ親しんだ祖父の家を譲り受けて
奥様のおじいさまが住んでいらっしゃった家を譲り受け、4年ほど暮らした後で建て替えることにされたG様ご夫妻。
奥様は幼い頃から慣れ親しんだ家と土地だったため、採光具合や風の流れ方、面している道路の人通り、ご近所の方々のことについてもよくご存じでした。
「ここには窓が欲しいとか、ここは目隠しが必要といったことが最初からわかっていたので、設計の希望が出しやすかったんです」と奥様。
イメージしていたとおり、どの部屋にも日差しが届き、プライバシーを確保しながら開放感のある、明るい家になりました。
外観はベージュと濃い木目調のツートンで、円形の窓が個性的な堂々とした佇まいです。
広いお庭と駐車場があり、ゆったりと贅沢に建てられています。
■オープン階段がある吹き抜けのリビング
友人たちが子ども連れでよく集まるG様邸では、たくさんのお客様に対応できるよう、LDKを中心にして1階と2階がひとつの大空間になっています。
キッチンは周囲が回遊できるようになっていて、スペースも広くとってあるため複数人で調理しても大丈夫。
リビングからオープン階段で2階に上がると、子どものジャングルジムが置いてある遊び部屋があります。
そこで子どもたちが遊んでいても声が届き、気配がわかるので、親たちはリビングで安心しておしゃべりに花を咲かせることができます。
さらによく考えられているのは、ウォークインクロゼットが主寝室の他にもうひとつ、玄関からリビングへ抜ける途中にも独立してつくられている点です。
G様家は3人のお子様がまだ幼いため、しばらくは2階の主寝室や子ども部屋を使わずに、1階の和室に布団を敷いて家族全員で眠ることにしています。
「1階だけでストレスなく暮らせるように、ウォークインクロゼットは1階にもあったほうがいいと思いました。
夫が仕事から夜遅く帰宅したときにも、眠っている子どもたちを起こさずに着替えられます。それに、お客様が来ていても気にせず着替えられるので、とても便利です」と奥様が教えてくださいました。
■共働きだから家事ラクも重要
現在は産休中の奥様が仕事に復帰されてからのことを考えると、3人の子育てをしながら家事をいかにラクにできるかは、とても重要です。
特に大変なのが毎日の大量のお洗濯。そのために、脱衣所に室内干しのスペースを大きく取りました。
お天気がよく庭に干した日は、帰宅したらハンガーのまま室内干しのスペースにとりあえず移動させ、お子様たちが就寝したあとでゆっくり片付けます。
洋服はハンガーのまま1階のウォークインクロゼットに移動するだけです。
油汚れの多いお仕事をされているご主人様の仕事着を予備洗いするための、洗面台も設置しています。
家族の生活スタイルをしっかりとシミュレーションされたからこそ、いろんなところに「G様邸ならでは」の工夫がみられる住まいができました。