2019.09.27マイホーム
新築一戸建てを検討している方の中には、屋上を設置したいと考えている方もいるでしょう。
では、屋上の設置にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
この記事では、家づくりに役立つ屋上のメリットとデメリットを紹介していきます。
近年、核家族化が進んでおり、限られた敷地内に家を建てることが多くなってきているため、
庭のスペースを確保できない一戸建てのケースが増えてきています。
そのため、限られた敷地を活かそうと屋上を作り、庭としての活用を考える方もいらっしゃいます。
周りに高層ビルがない場所の屋上となれば、プライベート空間になるよう意識して計画する方もいるでしょう。
家庭菜園を楽しむのはもちろん、人の目を気にすることなく、ビニールプールで子供と遊んだり、
バーベキューやキャンプを満喫したり、眺めも良い場所でワンランク上の生活を
実現できることが大きなメリットです。
他にも、洗濯物を乾かすスペースとしても有効活用できるので、一戸建ての屋上にはメリットが多いと言えます。
一方、屋上の設置には、建築費用が高くなることや管理の難しさがデメリットとして挙げられます。
屋上があると、屋根の機能を失うことになるので、特に木造住宅の場合は雨漏りを起こすリスクが
高くなってしまいます。
雨漏りが頻繁に起こることを懸念して鉄骨にすれば、建築費用は大幅に上がってしまうため、
何を優先するのかよく考えなければなりません。
また、屋上を設置する場合は、落下事故の防止策も検討する必要があるでしょう。
屋上を安全かつ快適な空間にするために、手すりの設置や手すりの立ち上がり部分を高くしたりすることで、
建築費用はさらに高くなる場合があります。
他にも、雨が降った際に桶が詰まっている場合は、屋上自体がプールのようになってしまうので注意が必要です。
水浸しの状態になってしまうと、建物の劣化が進む原因にもなるため、管理を怠らないようにしましょう。
建物の劣化が早いということは地震や災害などにも弱くなっていくということでもあるので
注意しなければなりません。
屋上設置には、建築費用だけでなくメンテンスの大変さがネックとなり、設置をためらう方も多いです。
しかし、立地を活かして素敵な眺めを手に入れられる一戸建ての屋上には、しっかりと管理できるなら
魅力的なものです。
今回紹介したメリットやデメリットを参考に、一戸建ての屋上設置を検討してみてはいかがでしょうか?