2023.12.15マイホーム
大切なペットが快適に暮らせる家はどうすれば実現するでしょうか?
人間にとっては便利な機能であっても、ペットにとっては危ない場合もあるのです。
安全にも配慮しながら元気に動き回れることができて、リラックスできる空間も作るのがポイント。
新築一戸建て・分譲住宅を購入する際はペットを含めたみんなが過ごしやすい環境を意識しましょう。
この記事では、ペットと暮らす住宅に取り入れたい間取りや注意点をご紹介していきます。
ペットと快適に暮らす家は間取りはもちろん、安全のために設備も工夫することが大切です。
・ 滑りにくい床材を選ぶ
犬や猫の肉球は柔らかいので、床が滑りやすいため、コルク材などの滑りにくい床材を使うと良いでしょう。
ツルツルではなくある程度グリップ感がある床面を選ぶと足腰への衝撃も最小限に抑えられます。
歩きやすさや足腰のことを考えたペット用の床材もあります。
・ 段差が緩やかな階段を設置する
段の段差が大きい階段はペットが飛び降りた時にケガをするリスクがあります。
ペットも安心して階段を上り降りできるように緩やかな階段にすることをオススメします。
また、緩やかな階段はペットだけでなく、高齢者や小さな子供にも安心です。
・ ペットフェンスを設置する
玄関やキッチンは急にペットが飛び出す可能性があるため、ペットフェンスを設置すると安全です。
また、お風呂場の湯船にも熱湯がある時は、浴槽の危険から守るために、浴室のドアは必ず閉めるようにしましょう。
・ ペットスペースを作る
LDKの1角や階段下の空間等をペット用のスペースとして作ることもおススメです。猫を飼っている場合、キャットウォークを設けるのも良いでしょう。
ペットスペースを作る際の注意点として、飼い主の存在を感じながら安心して休める場所に設ける、窓やドアから離れ人の行き来が気にならない場所を選ぶ、エアコンの風が直接当たる場所は避ける等の点に注意しましょう。
・ バルコニーの隙間から落下防止
バルコニーに隙間がある場合はペットの落下防止のために木製や樹脂製のラティスで対策をしましょう。
・ ペットの目線の窓を設置する
ペットが常に外を眺められるようにしておくとストレスが減り、気分転換になります。
犬は動くものに興味を示す習性があるので、ペットの目線の高さに外の様子が見える窓を設置すると良いです。
・ 快適な換気・空調管理
仕事や用事で長時間自宅を空けると、締め切った空間にハウスダストやダニなどの繁殖が起こりやすくなるので要注意。
太陽光の暖かさを取り込んだり、暑さを外へ逃がす自然エネルギーを利用する家も検討すると良いでしょう。
・ 猫は爪とぎ習性の対策をする
猫にとっては縄張りをアピールする独特の爪とぎ習性があるので壁には麻縄パネルで覆うなどの対策が挙げられます。
ペットと一緒に快適に暮らすには、家族とペット全員が安心・安全にストレスなく過ごせることです。
ペットの特性や習性をよく理解した上で機能や間取りを考えていきましょう。