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新築一戸建てに住むなら「耐震等級が高い家」にしよう!【2022年版】

近年は、全国的に大きな地震が発生しており、「耐震」という文字を目にする機会が増えてきました。
耐震は、その名の通り、地震に耐えられる強い性能を意味します。
日本は世界的に見ても地震が多く、住宅を購入する際には耐震等級の高い家が望ましいと言われています。
今回は、その耐震等級について解説していきます。

●耐震等級とは?

木造建築の家の模型と見取り図

耐震等級とは、住宅をはじめとする建物の強度を表す指標です。
家づくりが初めての方でも、建物の強度の目安となる基準となっています。
耐震等級には、3つの等級に分けられており、耐震等級3が最も強度が高い建物になります。

・「耐震等級1」
数百年に1度起こる可能性のある震度6〜7程度の地震が発生しても、倒壊・崩壊しない建物を指します。
また、数十年に1度に起こる可能性のある震度5程度の地震でも建物が損傷しないという条件を満たしています。

・「耐震等級2」
耐震等級1で想定している地震の1.25倍に耐えられる建物で、震度6〜7の地震でも補修程度で住み続けられることが特徴です。
病院・学校・避難所となるような建物に求められます。

・「耐震等級3」
耐震等級1で想定している地震の1.5倍に耐えられる建物で、震度6〜7の地震でも軽い補修で済むことが特徴です。
消防署や警察署など、防災の拠点となる建物に求められています。

●耐震等級の高い家にするために

建設中の住宅

新築一戸建てを予定している方にとって、住宅の安全性は重視するかと思います。
最近の場合、耐震等級1では、大きな地震が起きた際の耐震性に不安があるのではないかと指摘されています。
耐震等級は、基本的に住宅を建てる方が決めるものなので、より安全性の高い耐震等級2や3を選択することも可能です。

ハウスメーカーや工務店では、耐震等級の標準を決めているケースが多くあります。
耐震等級の高い家にすれば予算も高くなってしまいますが、それでも安全性を重視した家づくりは大切です。
耐震等級を高めるためには、「壁の強化」、「床と屋根の強化」、「柱と梁の接合部強化」、「基礎の強化」、「梁の強化」などがあります。
新築一戸建てを検討している方は、打ち合わせの段階から耐震等級の相談をしておくと良いでしょう。

耐震等級について詳しく把握していないと、住宅の安全性はハウスメーカーや工務店任せになってしまいます。
家主が耐震等級についてしっかりと理解し、納得して建てられるようにするのが大切です。
予算と照らし合わせながら、安全性の高い家づくりを行っていきましょう。

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