2022.04.28マイホーム
最近平屋の戸建ての人気が高まっています。
平屋は、ワンフロアで住める暮らしやすさと解放感が魅力です。
これまでは、老後を見据えたシニア世代に人気でしたが、最近では若年層や子育て世代も平屋を選ぶ人が増えています。
今回は、最近人気の平屋の人気の理由とメリット・デメリットについて解説します。
国土交通省の建築着工統計調査によると全体の建築着工数に占める平屋の割合、2010年6.19%だったものが2020年には11.8%とおよそ2倍です。
数字を見てもわかる通り、年々平屋の人気が高まっているということがわかります。
若年層や子育て世代では、昔ながらの和の生活に憧れる、ワンフロアで子供が目の届く範囲で子育てしたい、バリアフリーな空間を作りやすい理由で、シニア世代では、2人暮らしだとそんなに部屋数は必要ない、掃除の手間が省ける、階段の上り下りの負担がないといった理由で平屋を選ぶ人が多いようです。
地方では未だに平屋をよく見かけますが都心部で見かけることはほとんどないと思います。
都心部の場合、土地の価格が高いので平屋を建てるのに十分な敷地を確保できないのが一番の理由です。
そのため、都心部では少しでも居住スペースを確保しようとすると2階建て、3階建てになってしまいます。
ここでは平屋についての5つのメリットについて紹介します。
1.効率的な生活導線を確保できる
2階建てだと階段や吹抜部分があるので理想の間取りが組みにくく、水回りを一階に設定することが多いので、洗濯物を干しに2階に上がらない、フロやトイレのために 階から降りないといけないなど生活導線が非効率です。
しかし、平屋の場合はすべて1階にまとめることができるので、部屋の行き来がしやすく、効率的な生活導線を確保できます。
2.2階建てに比べて耐震性が高い
平屋は2階建てや3階建てと比べると耐震性が高さがメリットと言えます。
平屋の耐震性が高いのは、重心が低く本体の重量も軽いので、2階建てや3階建てと比べると揺れが小さくなるからです。
3.バリアフリーの空間が作れる
シニア世代や子供がいる家庭は、階段などの段差があるとケガが心配です。
2階建てや3階建ての場合は階段やベランダに出るための段差がどうしても出来てしまいます。
その点、平屋は階段が無いので室内をバリアフリー仕様にすることで安全性の高い空間を作ることができます。
4.メンテナンス費用を抑えることができる
戸建ての場合は、築年数が10年以上経過すると外壁や屋根など修繕工事が必要です。
2階建てや3階建ての場合は、外壁や屋根の修繕工事のために足場を組む必要があるので費用がかなりアップします。
平屋の場合は、足場を組む必要がないので修繕工事の費用を抑えることができます。
5.家族の状況を把握しやすい
2階に子供部屋を設けると中々下に降りてこない、いつ帰ってきたかがわからないといったケースも多いです。
平屋の場合は、ワンフロアなので行き来がしやすく、子供部屋にもすぐに確認に行けます。
家族が帰宅したら必ず目の届く範囲を通る必要があるのでコミュニケーションも取りやすくなります。
非常にメリットの多い平屋ですがやはりデメリットもあります。
1.広い土地が必要
平屋を建てるためにはある程度広い土地が必要です。
そのため、都心部など地価の高いエリアでは十分な土地が確保できないので平屋を建てることが難しくなります。
2.プライバシーのケアが難しい
平屋の場合は、垣根を作るなどしてプライバシーを確保しますが、それでも2階建て3階建てに比べるとプライバシーが守られるわけではありません。
3.浸水リスクがある
近年では大型台風などの影響による浸水が増えています。
テレビでも屋根の上に登って救助を待つ映像が流されるのを見た人も多いと思います。
平屋の場合は、高さが無いので水害時には浸水するリスクがあります。
平屋を購入する際には、ハザードマップで確認するなど浸水被害について十分確認を行う必要があります。
浸水リスクの高いエリアでは平屋の購入は避けた方が良いでしょう。
ワンフロアの解放感のある暮らしをしたい、バリアフリーの安全な空間で暮らしたいといった人が増えたことで平屋の人気は高まっています。
2階建てや3階建てよりも効率的な生活導線が組むことができ、耐震性の高さもメリットです。
一方で、広い土地がないと平屋を建てることができず、プライバシー等のケアが難しい、浸水リスクがあるといったデメリットもあります。
平屋のメリットだけでなく、デメリットも理解した上で購入を検討するようにしましょう。
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