2020.07.09家とお金
この記事では、住宅ローンの審査内容と審査に落ちる主な理由を解説します。
通常、金融機関による住宅ローンの審査は事前審査(仮審査)の後に本審査の2段階で行われます。
事前審査では勤務先や収入、個人情報などを元に簡易に審査されて、通ったら本審査へと進みます。
審査では源泉徴収票や納税証明書などの収入に関する書類を提出します。
本審査が無事に通ったら、住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を結んで融資を受けることができます。
事前審査の申し込みから実際に住宅ローンの融資が実行されるまでに約1カ月はかかります。
金融機関が住宅ローンの審査内容で最も重視する項目は「年収」ももちろんのこと、
「年齢」と「健康状態」、「現在過去の借入状況」です。
通常、完済時の年齢は80歳前後までと決められており、団信に加入できる年齢と
関係しています。
年齢が条件を満たしていても、健康状態に問題がある場合は厳しくなるのです。
住宅ローンを借りる時点で健康状態が良好であることが求められています。
そして、住宅ローンの審査では借入額や返済額が返済能力に見合っているか判断されます。
返済額が収入に占める割合は「返済負担率」といい
「年間返済額÷年収」で計算します。
金融機関によって返済負担率の基準は異なりますが
一般的に20%〜40%の範囲です。
年間返済額には自動車ローン・教育ローンなど住宅ローン以外の借り入れも含めて計算されます。
クレジットカードのリボ払い、携帯電話の端末代金の分割払い分も加算されます。
住宅ローンの審査に落ちてしまうケースはカードローンの滞納、自動車ローン・教育ローンがあることが挙げられます。
金融機関によっては融資の条件として勤続年数2〜3年と決めているケースもあり、転職してすぐの場合は落ちる可能性があります。
地域密着型の地方銀行や信用金庫、信用組合は住宅ローンが借りやすい傾向にあります。
住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なるため、ほかを検討してみましょう。
フラット35の場合は、勤続年数は1ヶ月以上のため転職して間もない人におすすめです。
また、共働き夫婦の場合は一人で借りるよりも二人で申し込んだ方が審査が通りやすくなります。
住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なります。
住宅ローンに落ちたらすぐ諦めてしまうのではなく異なる金融機関に申し込むか住宅メーカーの担当者にご相談されることをおすすめします。