2019.02.08家とお金
住宅は、多くの人が人生において最も大きな買い物になるのではないでしょうか。
住宅の購入には、まとまった資金が必要になるため、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。
ですが、住宅ローンを利用するには金融機関の審査をクリアしなければなりません。
今回は、そのうちの仮審査・本審査の違いについてご紹介します。
住宅ローンは、仮審査と本審査の2段階に分けて審査を行います。
まずはその違いを見ていきましょう。
・仮審査
住宅ローンは、保証会社を使っている金融機関は保証会社、そうでない場合は金融機関が審査を行います。
都市銀行や地方銀行、信用金庫などを含むほとんどの金融機関では保証会社を使っているのが一般的ですが、
ネット銀行やフラット35は金融機関が審査をします。
仮審査とは、簡単に言えばお金を貸しても良い人物かどうか、金融機関が判断する最初の審査です。
主に、年収に対する返済額のバランスや個人信用情報に問題がないかを確認します。
この時点で、明らかに返済困難だと判断された場合は本審査に進めません。
・本審査
本審査は、お金を貸しても良い人物かどうか、借入金の金額を判断するための最終審査です。
そのため、仮審査では必要なかった各種書類が求められ、仮審査よりも細かな確認が行われます。
仮審査は、収入とのバランスを基本に返済可能か判断しますが、本審査では借り手が返済できなかった時を
想定しての審査が重要視されます。
そのため、団体信用生命保険に加入する場合、加入可能かチェックするため、健康状態の審査もあります。
では、住宅ローンの審査を通過するために注意すべきことは何があるのでしょうか?
まずは、返済能力や信用情報に問題がないよう確認しておく必要があります。
特に、カードローンや自動車ローンなどの借り入れがある場合、その借り入れ状況も確認されます。
また、個人信用情報期間に信用確認が行われるので、クレジットカードの支払いや公共料金の延滞がないよう
注意しなければなりません。
特に本審査は健康状態もチェックされ、厳しく審査されます。
本審査に落ちてスムーズに住宅が購入できないといった事態を避けるためにも、
複数の金融機関に同時に申し込むというのも方法の1つです。
今回は、住宅ローンの仮審査と本審査の違いや審査のおける注意点などを紹介してきました。
住宅購入の際には、住宅ローンの知識をきちんと身に付けておく必要があります。
審査に落ちないようにするためにも、安定した収入や信用情報などを日頃から把握しておくのも大切なポイントです。