一戸建て住宅を購入する上で、ほとんどの方は現金の一括払いではなく、住宅ローンを組むかと思います。
住宅ローンを組む前に、それぞれの住宅ローン商品に対する比較を独自に行っている方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか？

住宅ローンの借入前に数ある銀行の中で、どの銀行を選ぶか精査していることと思いますが、多くの方はメガバンクと呼ばれている都市銀行や自身の口座を持っている地方銀行に決めています。
しかし、インターネットで調べてみると、ネット銀行で提供されている住宅ローンが低金利とされていることも
多いのです。
今回は、住宅ローンを提供しているメガバンクとネット銀行の比較ポイントをご紹介していきましょう。

メガバンクとネット銀行の大きな違い

そもそもメガバンクとネット銀行の違いについてですが、その経営にかかるコストが異なります。
メガバンクの場合、店舗が多くあり、自身の住んでいる町内や隣接している町で、必ず1店舗は見かけるはずです。
その店舗が存在することによって、家賃や光熱費、ATMにかかる諸経費、店舗の人件費など多くのコストが
かかってきています。

しかし、ネット銀行では店舗がインターネット上にしかないため、メガバンクを運営するのにかかっているコストが
ほとんど発生しません。
そのため、コストが多くかかるメガバンクに比べて、ネット銀行の方が金利を安くしても利益が出やすい状況と
なるのです。
ネット銀行の方が金利が安くなっているのには、このような理由があり、これがメガバンクとネット銀行の大きな違いと言えるでしょう。

比較する時のポイント

実際に選ぶ際にポイントとなる点は、
・金利
・保証料や事務手数料などの諸費用
・信頼
上記の3つが挙げられます。

前述しましたが、「金利」については、ネット銀行の方が低いでしょう。

「諸費用」についてですが、メガバンクとネット銀行を単純には比較できません。
メガバンクは主に保証料負担が高く、ネット銀行では事務手数料が高く見えますが、その保証料は金利に上乗せされるというシステムのため、実際に計算してみないと分からないのです。

最後に「信頼」についてですが、やはりメガバンクはそのネームバリューも強く、店舗も近くにあるため相談しやすい環境で安心できると言えます。
ネット銀行を使用する際に、ほとんどの方が倒産するリスクも考えますが、それはあくまでも預金をする際のリスクであって、借入でお金を借りているために、特にデメリットはありません。
どこまでネット銀行を信用するかという話であれば、自分でできる限り調べて検討してみても良いでしょう。

メガバンクとネット銀行、どちらを選ぶかは自身がどのような形で新築一戸建てを建てるのか、資金はどのような状況にあるのかなど、様々な要素がポイントになってきます。
メガバンクやネット銀行を比較していく中で、自身の返済プランに最も合うような住宅ローンを選ぶように
しましょう。