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再建築不可物件とは?購入のメリット・デメリット【2025年版】


土地探しをしていると「再建築不可」・「再建築不可物件」という言葉を目にすることがあります。

今回は、「再建築不可物件」の意味と購入メリット・デメリットを見ていきましょう。

再建築不可物件とは?

再建築不可物件とは、家を解体して更地にしてしまうと新しく家を建てられない土地のことをいいます。
再建築不可物件は相場より安くなっており、都市計画区域と準都市計画区域内だけにあります。

再建築不可物件がある理由は消防車や救急車といった緊急車両が入れやすくするためです。
消防車や救急車が入れない土地には家を建てないようにという意味があります。

▽再建築不可の土地の例
●道路に接していない
●道路に接している道の幅が2m未満
●接している道路が建築基準法に準じた道路ではない
●建物の敷地が幅員4m未満の道路や、私道とのみ接している

● 再建築不可物件にリフォームするのはOK

再建築不可物件に新しく家を建てることはできませんが、リフォームをして住み続けることは問題ありません。(建築申請が不要なリフォームに限る)

▽増改築をしなければ建築申請が不要なケース
●2階建て以下
●延床面積が500m2
●高さ13m以下
●軒の高さ9m以下の木造建築物

再建築不可物件を買取するメリット

再建築不可物件を買取するメリットは、相場よりも1割~5割程度も価格が安いことが挙げられます。

所有者が早く手放したいときは、安く手に入れて古い家をリフォームやリノベーションをして住むことができます。

再建築不可物件は課税評価額が低くなり、固定資産税や都市計画税が安いこともメリットです。

再建築不可物件を買取するデメリット

再建築不可物件を買取すると、リフォームやリノベーションはできますが、建て替えと増改築ができないので注意しましょう。

建物が老朽化しているケースが多く、修繕費用がかかり、耐震性・断熱性工事も必要となります。

万が一、地震や家事で住宅が崩壊してしまった場合は新しく立て直すことができないので要注意。

再建築不可物件は担保としての価値が低く、住宅ローンが組めないこともデメリットです。

物件の取得後に売却したくなった時、買い手が見つかりにくい点も再建築不可物件のデメリットです。

● まとめ

再建築不可物件は建て替えができませんが、安く手に入れてリフォームやリノベーションをして住めるのが魅力です。

しかし、住宅ローンは組めず、万が一倒壊してしまうと住めなくなってしまうので要注意。

実際に購入を決めるときは、経験のある専門家に相談して検討することをおすすめします。

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