マイホームの知っ得コラム
カテゴリ

住宅ローンの審査に通らない理由は?落ちたときの対策法【2025年版】


住宅ローンの審査は何を基準に判断されるのでしょうか?

この記事では、住宅ローンの審査内容と審査に落ちる主な理由を解説します。

● 住宅ローンの審査は2段階

通常、金融機関による住宅ローンの審査は事前審査(仮審査)の後に本審査の2段階で行われます。

事前審査では勤務先や収入、個人情報などを元に簡易に審査されて、通ったら本審査へと進みます。

本審査が無事に通ったら、住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を結んで融資を受けることができます。

事前審査の申し込みから実際に住宅ローンの融資が実行されるまでに約1カ月程度要します。

● 住宅ローンの審査内容

自分のものとして部屋を持つことになるので、将来的に「資産になる」という強みがあります。たとえば、長く暮らしてローンを完済すれば、自分の財産として残せるし、将来「売却」や「人に貸す」ことも可能です。つまり、住まいが「貯金箱」や「投資商品」にもなるイメージ。賃貸に比べ長期的にそこに住むことになるため、生活環境が安定するというメリットもあります。買い手に一生ものの大きな買い物をしてもらうため、一般的に、分譲マンションは高品質な設備や頑丈な構造が採用されることが多く、防音性や断熱性がしっかりしている場合が多いです。

金融機関が住宅ローンの審査内容で最も重視する項目は「年収」がもちろんのこと、
「年齢」と「団体信用生命保険に加入が条件」、「現在過去の借入状況」などがあります。

団体信用生命保険とは、住宅ローンを借りている人が万が一(死亡や高度障害など)のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のことです。

年齢が条件を満たしていても、健康状態に問題があり団体信用生命保険への加入が難しい場合は審査が厳しくなります。
住宅ローンの審査では借入額や返済額が返済能力に見合っているか判断されます。

返済額が収入に占める割合は「返済負担率」といい
「年間返済額÷年収」で計算します。

金融機関によって返済負担率の基準は異なりますが
一般的に20%〜40%の範囲です。

年間返済額には自動車ローン・教育ローンなど住宅ローン以外の借り入れも含めて計算されます。

クレジットカードのリボ払い、購入した携帯電話やスマートフォンの本体を分割して支払う代金なども加算されます。

● 住宅ローンの審査に落ちてしまう理由

住宅ローンの審査に落ちてしまうケースは、カードローンの滞納やクレジットカード・携帯料金などの支払いが遅延したことがある場合、自動車ローン・教育ローンなどの借入額多いことが挙げられます。

金融機関によっては融資の条件として転職してすぐの場合など勤続年数が短いと落ちる可能性があります。

● 審査に落ちたときの対処法

住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なるため、審査を受けた金融機関とは別の金融機関を検討してみましょう。

フラット35の場合は、勤続年数が1か月以上で住宅ローンを借りることができるので転職して間もない人におすすめです。
また団体信用生命保険に加入しなくても住宅ローンを借りることができますが、金利が高くなります。

1つの物件に対し夫婦2人で住宅ローンを組める「ペアローン」がおすすめです。共働き夫婦の場合は一人で借りるよりも二人で申し込んだ方が審査が通りやすくなります。
ペアローンは夫婦2人でそれぞれ住宅ローンを組むので、借入金額を大きくすることができます。

健康状態が理由で、団体信用生命保険の審査に落ちてしまった場合は、引き受け基準緩和型のワイド団体信用生命保険を検討する方法もあります。

● まとめ

住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なります。

住宅ローンに落ちたらすぐ諦めてしまうのではなく、住宅メーカーの担当者にご相談されることをおすすめします。

お問い合わせ
お問い合わせ