マイホームの知っ得コラム
カテゴリ

効果的に節電出来るZEHの新築戸建とは?

猛暑が続いている中、火力発電所の休廃止などが原因で電力供給が逼迫しており、政府は2022年7月1日~9月30日まで全国に節電要請が行われるなど、節電の重要性が高まっています。
そこで効果的に節電出来る住宅としてZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が注目されています。

ZEHとは、家庭で使う年間のエネルギーと太陽光発電などで生み出すエネルギーを差し引きしてエネルギー収支をゼロ以下にする家のことです。
ZEHの新築戸建を購入することで大幅な節電効果が期待できます。
ZEHは2008年頃から米国で新しい省エネの形として注目され、日本でも2014年頃から政府が積極的にZEHの普及に力を入れています。

今回は、効果的に節電出来るZEHの新築戸建について解説します。

●ZEHはこれからのトレンド

政府は、2021年10月の閣議決定された第6次エネルギー基本計画においてZEHの普及に取り組んでいます。
2030年以降の新築住宅についてはZEH基準の省エネ性能の確保を目指す、2030年において新築住宅の60%に太陽光発電設備の設置を目指しています。
ZEHの普及に向けて政府が力を入れているのがZEHビルダー制度です。

2016年以降は、2020年までに自社で販売する新築住宅の50%以上をZEH住宅にするハウスメーカーや工務店などをZEHビルダーとして公募、登録を開始し、2021年には2025年度の目標として新たな目標を宣言、公表するZEHビルダー制度が始まりました。
政府がZEHの普及に力を入れており、2020年にはハウスメーカーが新築した注文住宅の約56%がZEHとなっており、今後の新築戸建についてはZEHがトレンドになることが予想されます。

●ZEHが効率的に節電できるポイントとは

ZEHは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の頭文字を取った略語です。
日本語に訳すと「家庭で1年間使うエネルギーと太陽光発電などで生み出すエネルギーの収支をゼロ以下にすることを目指す家」となります。
ZEHでは、太陽光発電でエネルギーを生み出すだけでなく、高断熱化、高効率化などいかにエネルギーを有効に使うかについても重視しています。
ここでは、ZEHが効率的に節電できるポイントについて解説します。

太陽光発電

・太陽光発電と蓄電池システム
ZEHでは、太陽光発電で生み出した電力を家庭用電力として活用し、余った電力は売電、又は蓄電池システムを使って非常用電力として活用することができます。
通常であれば電力は電力会社から買うものですが、太陽光発電で電力を作り出し、家庭で使う電力を賄うことで節電に繋げています。

・高断熱化、高効率化
ZEHでは、LED照明や高効率の給湯器や省エネのエアコンなどの家電を採用して高効率化、高機能の窓やサッシ、高断熱材を使って高断熱化を行います。
高断熱化することで室温を一定に保ちやすくすることができるので、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を作ることができます。
エアコンの使用を抑えることができるので大幅な節電が可能です。

●補助金制度を積極的に活用しよう

太陽光発電

ZEHは、ZEH基準を満たすために太陽光発電や蓄電システム、省エネ家電、高断熱材など一般の住宅よりも初期費用が掛かります。
そこで活用したいのが補助金制度です。
ZEHの補助金制度は、政府が後押ししていることもあり、非常に充実しています。
補助金については、導入する設備によって異なり、ZEHは定額55万円、ZEH+・次世代 ZEH+は定額100万円、次世代HEMSは定額112万円です。
ZEHの購入に当たっては補助金制度を積極的に活用しましょう。

お問い合わせ
お問い合わせ