2021.05.30住まいのヒント
子育て中の家族にとってマイホームは、家事や育児を両立する場でもあります。
小さな子供がいる家庭は、無理なく家事ができる間取りを理想とする人が多いですよね。
そこで今回は、小さな子供と暮らす家づくりをする時のポイントをママ目線で考えていきましょう。
子供がまだ小さいため、普段はリビングにいることが多いという場合は、おもちゃを片付けるスペースや洋服をしまっておくスペースが、リビングにたくさんあることが望ましいです。
雑然と物が溢れていると、ママもイライラしてしまい、そのストレスが子供に向けられてしまうこともあります。
収納が足りなくて常に部屋が散らかっているという失敗談も多いので、収納がたっぷりあると嬉しいですよね。
忙しいママは雑多なものが増えてしまう上、片付ける時間も多くないため、すぐにしまえる場所があると大変助かりますし、子供自ら片付けさせる習慣もつきます。
子供が小さいうちは、子供部屋を使う頻度もそれほど多くないので、できるだけリビングに収納スペースを多く確保しておくと良いかもしれません。
狭い間取りのリビングのために、子供が大きくなるにつれて狭く感じたり、元気に動きまわるスペースがなくて大変といった声をよく耳にしませんか?
リビングを広くとれれば問題ないのですが、立地条件によってはスペースを確保できない場合もあります。
そのようなときは、リビングのすぐ隣に子供専用の遊び場を設けて、自由に遊ばせてあげるように工夫しましょう。
リビング脇なので目線も届きますし、多少散らかっても気になりません。
リビング階段であれば、階段下の空間を子供の秘密基地スペースとして設けることもできます。
クッション性や防音性が期待できるジョイントマットを用いると機能性だけでなくインテリア性にも富むのでおススメです。
子供のおもちゃを一箇所に置いておけるようになるので、片付けも簡単になりますし、気軽に友人を招待することができるようになるでしょう。
子育てにおいて、料理をするためのキッチンと衣服を洗うための洗面所は、毎日欠かさず利用する場所です。
キッチンと洗面所が離れていると、料理をしながら洗濯をしようとしても、家の中の移動距離が長くなってしまいます。
さらに子供の面倒が加わると、リビングを行ったり来たりなんていうことも考えられますよね。
子育てしながら家事をする時は、移動距離をできるだけ短くした方が子供にも無理なく、目が行き届くと思いませんか?
何がどこにあれば子供を見守りやすいかということを考えておかないと、スムーズな家事動線を作ることができません。
子育てしやすい家づくりを考えるときは、子供中心の生活を想像することが大切です。
玄関ホール⇔洗面所⇔リビングの動線を作っておくと、子供が帰ってたときにすぐに洗面所に行くことが出来るので、手洗い・うがいの習慣が身に付けることができます。
しかし、子育て期間は長くとも10年程度なので、そこだけにとらわれ過ぎてしまうと、その後の暮らしが不便に感じてしまうかもしれません。
長い目で暮らしやすい家づくりを考えるのは難しいことかもしれませんが、家族全員がどんな家なら楽しめるか考えてみるのも大切ですね。