2020.08.12住まいのヒント
庭づくりというと手間がかかる印象ですが、花壇やウッドデッキ、雑貨や小物などを飾り付けるといった一工夫で、庭の印象を一変させることができます。
今回は、初心者でも予算をかけず手軽に庭のイメージがアップできる、DIYの方法について解説していきます。
まずは庭のイメージを決める
おしゃれな庭を実現するにあたって、まずは理想となるイメージを決めましょう。
庭づくりのテーマを決めることで、素材や装飾のアイディアが浮かびやすくなります。
例えば以下のようなパターンが考えられます。
●和風
●北欧風
●ビーチ風
和風というと専門職人の腕が必要に思われそうですが、ししおどしや敷石を敷き詰め、盆栽を置くだけでも印象はガラリと変わります。
北欧風のベースとなるのは、白やグレーといったナチュラルカラーです。白色系統の木材を使い、ウッドフェンスやチェアを設置すると北欧風の雰囲気が出せます。
ビーチ風の庭は、デッキチェアやパラソルをうまく配置し、ソテツやヤシなどの南国の植物を配置すれば、リゾート地のビーチのような空間を演出することが可能です。
ポイントは植物や家具といった小物を上手に使うことです。
イメージが決まったら、どこに何を配置するのかの設計図を作ります。
計測は、事前にしっかりと行いましょう。せっかく購入したアイテムが収まらなかったり、余分なスペースができてしまったりする事態を避けることができます。
方角も大切です。植物の場所は日当たりを考えて決めましょう。
置くだけで庭の印象を変える小物としては、以下のようなものがあります。
●ベンチやテーブルといった家具
●人工芝
●植物(鉢植え)
●ガーデンライト
ベンチやテーブルは実用的なだけでなく、見栄えにもプラスの効果があります。カラーやデザインなどは統一すると良いでしょう。
人工芝は手入れの必要がなく、維持が楽です。
事前に防草シートを敷いておくと雑草が生えず管理の手間がはぶけます。
しかし、経年劣化で10年ほど経つと、若干色味が落ちたり、バーベキューなどの
火に弱いといったデメリットもあるそうです。
植物は種類だけでなく置き方も重要です。背の高い植物を壁際にすえ、花類を手前に配すると空間に奥行きが出ます。
ガーデンライトは照明と装飾の両方の役目を兼ねます。植物にライトの光を当てることで、昼間とはまた違った風景が楽しめるでしょう。
フェンスやウッドデッキといった大規模なエクステリアを施す場合、入念な下準備が必要です。
特にフェンスやデッキの土台となる基礎作りは職人の技術が求められます。
基礎の設計を怠ると、破損や事故の可能性を高め、結果的に余計な出費を強いられることになります。
予算をかけずとも楽しめるのが庭DIYの魅力ですが、手間や危険がありそうな作業の場合は、無理せず業者に依頼しましょう。