2019.01.25住まいのヒント
新築一戸建てを計画する際には、日当たりの良い方角の土地を検討する方も多いのではないでしょうか?
日当たりの良い方角というのは、一般的に「南」と言われています。
ただ、南向きの土地にも、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
そこで今回は、土地の向きによるメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。
一般的に、南向きの土地は最も日当たりが良いと言われています。
土地の向きは、敷地に面する道路の方角を指すため、道路はどの方角で敷地に面しているかどうかが
重要なポイントになるのです。
南向きの土地ということは、土地の南側に道路が接しているということになるでしょう。
南向きの土地のメリットは、まず庭やリビングなどに自然と日が当たりやすいということが挙げられます。
その一方でデメリットは、日当たりの良い南向きの土地は資産価値も高い分、
土地の価格も高くなってしまう場合が多いことです。
また、南向きでも人通りの多い道路に面していた場合、人目や騒音が気になる可能性もあるでしょう。
ただ日当たりが良いだけで土地を決めてしまうと、後々後悔する場合もあるのです。
では、反対に北向きの場合はどうでしょうか?
北向きの土地の場合、南向きに比べて日が当たりにくいため、日中から照明が必要になったり、
冬の時期は寒いというデメリットが考えられます。
しかし、周りの建物の形状を見て、天窓や吹き抜けなどを設ける工夫をすることで日当たりを
よくすることができます。
北向きのメリットとして、土地の価格が比較的安いということがあります。
床や壁紙・外壁などは紫外線で劣化する特性がありますが、そういった紫外線の影響も受けにくくなるため、
メンテナンスにかかるコストを考えると、お得になりやすい可能性があります。
このように、北向きの土地だからと言って、必ずしも良くないというように決めつけることはできないのです。
このほかにも、東向きは朝の日当たりが良いため、冬は特に部屋が暖かくなりやすいというメリットがあります。
午前に日当たりが良いと、目覚めもすっきりして気持ち良く起床することができますし、
洗濯物も乾きやすくなるでしょうでしょう。
ただ、午後になると日が当たりにくくなるため、夕方は早めに照明をつける場合もあるというデメリットがあります。
西向きは、西日がまぶしく、夏は暑さを感じやすいというデメリットをまず思い浮かべる方がいます。
しかし、長く日が当たるため、洗濯物も乾きやすく、照明をつけなくても明るい空間になりやすいです。
また、冬でも夕方まで暖かい点はメリットと言えます。
このように、土地の方角は南向きのために良い、北向きだから悪いというわけではなく、
それぞれメリットやデメリットがあるということを理解しておく必要があります。
土地の方角を決める際には、それぞれの特徴を踏まえて比較するようにしましょう。