2025.03.28住まいのヒント
新築一戸建ての水回りで、特にこだわりたいのがキッチンでしょう。
毎日使う場所だからこそ、間取りだけでなく設備選びも重要なポイントになります。設備によっては高額なものもあるので、予算内でどの設備を採用するかを慎重に考えることが大切です。今回は、キッチンにあると嬉しい5つの便利な設備について解説します。
● キッチンにあると便利!5つのおすすめ設備
① タッチレス水栓&浄水器
タッチレス水栓は、水栓の上部や根元付近にセンサーがあり、手をかざすことで水の出し止めができる便利なアイテムです。
揚げ物などの下準備をして手が汚れているときや、調理器具を持ちながらでも操作ができるのが魅力です。ただし、お湯と水の切り替えはボタン操作が必要になります。
さらに、昨今は健康ブームなどで、水道水に抵抗がある人が増えており、浄水器も人気です。
浄水器は「水栓一体型」と「後付けタイプ」があります。
必要であれば後から付けるといったことも可能ですが、せっかく新築を建てるのであれば、スペースも取らず、「水栓一体型」の方がスッキリできるのでおすすめです。
② 食器洗い乾燥機
共働き世帯が増えたこともあり、時短アイテムとしては、食器洗い乾燥機は必須アイテムといえます。食器洗い乾燥機には大きく分けて「フロントオープン型」と「引き出し式」があります。
「フロントオープン型」は、オーブンのように前面の扉を手前に開けて使用するタイプです。大容量で、鍋やフライパンなどの大きな調理器具も入れやすいのが特徴です。本格的な海外製モデルも多く、洗浄力が高く、一度に多くの食器を洗えるため、大家族や料理が好きな人に向いています。ただし、扉を開くスペースが必要になるため、キッチンのレイアウトによっては設置が難しいこともあります。
日本の家庭で一般的なのは、「引き出し式(スライドオープン型)」です。シンク下に組み込まれ、上から食器をセットするスタイルなので、使い勝手がよく、キッチンのスペースを有効活用できます。特に腰への負担が少なく、しゃがまずに出し入れできる点がメリットです。
③ コンロ
コンロには、主に「ガスコンロ」と「IHクッキングヒーター」の2種類があります。
「ガスコンロ」は、ガスの直火を使うため、火力が強く、中華鍋を振る料理や炙り調理なども可能です。停電時でも使用できるため、災害時にも役立ちます。ただし、火を使うため、換気や安全対策が必要で、こまめな掃除をしないと油汚れがたまりやすいというデメリットもあります。
「IHクッキングヒーター」は、フラットな天板で掃除がしやすく、火を使わないため安全性が高いのが特徴です。温度管理がしやすく、油の飛び散りも少ないため、キッチンを清潔に保ちやすいのがメリットです。ただし、専用の調理器具が必要になる場合があるため、購入前に確認が必要です。
コンロはキッチンの使い勝手を大きく左右する設備なので、家族構成や料理の頻度、ライフスタイルに合わせて最適なものを選びましょう。
④ 天板
キッチンの天板素材にも、さまざまな種類と特徴があります。
「ステンレス」は、プロの厨房でも採用されることが多く、耐久性が高いことが魅力です。熱や水に強く、衛生的で清潔に保ちやすいため、料理をする機会が多い人に向いています。ただし、傷がつきやすく、手の跡や水垢が目立ちやすいというデメリットもあります。
「人工大理石」は、デザイン性の高さが魅力で、カラーバリエーションも豊富です。表面が滑らかで手触りが良く、キッチン全体に高級感を演出できます。ただし、ステンレスと比べると熱や傷に弱い素材もあるため、耐久性も考慮しながら選ぶことが重要です。
近年人気が高まっているのが「セラミック」の天板です。高い耐熱性と耐傷性を兼ね備えており、熱い鍋をそのまま置いても変色しにくく、美しさを長く保つことができます。傷にも強いため、料理の際に気を遣う必要が少なく、ストレスフリーで作業できるのがメリットです。こちらは比較的高価なため、導入する際はコストとメリットをしっかり見極めることが大切です。
キッチンの天板選び方ひとつで、キッチン全体の印象や使い勝手が大きく変わります。料理の頻度やスタイル、メンテナンスのしやすさなどを踏まえ、自分にとって最適な素材を選ぶことが大切です。
● 設備だけでなく、素材選びも重要
おしゃれなキッチンにするには、設備だけでなく、素材選びも重要です。
せっかく便利な設備を入れても、扉やワークトップ(天板)の色や素材がバラバラだと見栄えが良くありません。
素材はなるべく同一素材を利用し、色は2色程度に抑えるとスッキリまとまり、おしゃれに見えます。
また、設備選びでは予算に限りもあるので「本当に必要なもの」に優先順位をつけ、全体のバランスを考えた上で決めることが大切です。