2021.12.13住まいのヒント
自宅の購入にあたっては、物件を選ぶ要素として「価格」「部屋の広さ」「駅からの距離」などがあります。
中でも駅からの距離は、日々の通勤や通学を考えると物件を選ぶ際の重要な要素ですね。
駅までの距離が近い物件は、通勤、通学時間が短くなるだけでなく、駅周辺に商業施設がある、売却しやすいなどメリットが多いです。
一方で価格が高い、密集地で日当たり、眺望が悪いといったデメリットがあります。
今回は、自宅を購入する際の駅近、駅遠物件のメリット、デメリットについて解説します。
物件の価格を決める要素は、築年数、部屋の広さ、物件のグレード、駅からの距離、周辺環境など色々。
中でも駅からの距離は物件価格に与える影響が大きいので重要ですね。
基本的には、築年数が古くなると物件の価格は下がりますが、最近では共働き世帯が増えていることもあって都心部の駅近物件は中古でも価格が上昇しているケースが多いです。
逆に駅遠物件は駅近物件と比べると価格は下落しやすい傾向にありますが、同じ価格の駅近物件と比べると部屋は広く、物件のグレードも高いことが多いので生活満足度が高目です。
自宅の購入にあたっては、予算や何を求めるかによって駅近・駅遠物件のどちらが良いかを検討しましょう。
メリット
・駅からの距離が近いことで通勤・通学時間が短縮できる
・駅前にはスーパーなどの商業施設が多く、買物や食事に便利
・大通りや街灯が多いので。人通りや車の通りも多く夜の帰宅も比較的安全
・駅近物件は人気があるので高い価格で売却できる
デメリット
・人気があるので物件価格が高い。特に戸建ては少ないので高額になりやすい。
・駅近辺は開発が進んでおり、マンションなどが密集して建っているので日当たりや眺望が悪いケースが多い
・大通りや線路に面していると騒音や排気ガスの臭いに悩まされる可能性がある
・駅周辺が繁華街の場合は治安が心配
・駐車場が少ない
続いて駅遠物件のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
・駅近物件と比べると価格が安い
・同じ価格の駅近物件と比べると部屋が広くグレードが高め
・周辺に建物が少なく、眺望や日当たりが良い
・駐車場が多く、2台以上停められるケースもある
・広い公園がある、自然が多いなど住環境が良い
デメリット
・バスの利用など通勤・通学が不便
・人通りが少ないので夜帰りが遅くなると物騒
・スーパーやコンビニが少ないので買い物が不便
・市役所などの公共施設や病院が少ない
物件を選ぶ際には、以下の3つのポイントを抑えておくと良いでしょう。
1.物件を選ぶ要素の優先順位を決める
物件を選ぶ際の要素は、価格、築年数、部屋の広さ、物件のグレード、駅からの距離、周辺環境など様々です。
すべてを満たす物件は、非常に高額になるか、まずありませんので、何を優先する順位を決める必要があります。
築年数が新しいことの優先順位が高い場合は、部屋の広さや駅からの距離を我慢しないといけないとなります。
2.駅からの距離を実際に歩いてみる
不動産会社の資料などで書かれている駅から何分は、1分80mで計算されています。
しかし、歩くスピードは人によって違うので自分で確かめておくべきです。
実際に歩いてみて、近い、遠いを判断しましょう。
3.駅の大きさにも注意が必要
駅と言っても色々な駅があります。
都心部のターミナル駅と郊外の駅では、駅周辺の開発の状況や環境も全然違います。
利便性の高さでいうとやはり特急や快速などが止まるターミナル駅が便利です。
しかし、利便性が高いターミナル駅周辺の物件は高額なので中々手が出せません。
そういった場合は、ターミナル駅から遠い物件を選ぶ、ターミナル駅まで3駅程度あるけど駅近物件を選ぶといった方法もあります。
駅近物件、駅遠物件は、それぞれメリット、デメリットがあります。
通勤・通学などの日地上的な利便性を考えるなら駅近物件の方が良いですが、同じ価格で部屋の広さやグレードの高さを求めるなら駅遠物件の方に軍配が上がります。
自宅を購入して新生活を迎えるにあたって、何が一番自分たちにとって重要かをよく検討して物件を選びましょう。